僕の競馬の勝ち方ロジックの考え方

 

中央競馬と地方競馬で結果が違うのはなぜ?

「大衆心理を逆手に取る」という考え方を、もう一度考えてみる

競馬の予想ロジックを作っていて、最近ずっと考えていることがあります。

それは、

「同じ競馬なのに、中央競馬と地方競馬でロジックの成績が大きく違うのはなぜなのか?」

ということです。

僕はこれまで、自分のロジックを作るときに、

「競馬ファンがどう考えるのか」

「大衆は何を見て馬券を買うのか」

という、いわゆる「大衆心理」を意識してきました。

人気、前走成績、着順、位置取りなど。

多くの人が分かりやすい情報を見て判断するなら、そこには何らかの偏りが生まれるのではないか。

そして、その偏りを逆手に取ることができれば、一般的な予想とは違うところに価値を見つけられるのではないか。

これが、僕のロジック作りの基本的な考え方でした。

ただ、実際に検証を続けてみると、単純にはいかないことが分かってきました。


「人間の心理」と「市場の結果」は同じではない

ここが、今回一番考えたいところです。

たとえば、

「前走で人気だった馬」

「前走で好走した馬」

「最近成績が良い馬」

を、多くの人が評価する。

これは中央競馬でも地方競馬でも、ある程度共通する人間の心理だと思います。

しかし、

人間の心理が同じだからといって、その心理がオッズに同じように表れるとは限りません。

ここが重要なのではないかと思うようになりました。

中央競馬は、2026年度で年間288日、36開催という非常に整った開催体系になっています。JRAは10か所の競馬場で開催しており、競走体系やクラス分けなども明確に整備されています。

一方、地方競馬は複数の主催者・競馬場によって開催されています。

つまり、

「競馬」という同じ市場ではあっても、そこに存在する環境はまったく同じではありません。

参加する人。

開催されるレース。

出走する馬。

レース数。

情報量。

開催スケジュール。

そして、最終的に形成されるオッズ。

こうしたものが違えば、同じような人間心理が存在していたとしても、結果として現れる「市場の歪み」は変わってくる可能性があります。


大衆心理そのものが違うのではなく、「表れ方」が違う

僕は以前、

「中央競馬と地方競馬ではファンの心理が違うのではないか」

と考えていました。

もちろん、そういう違いが存在する可能性はあります。

でも、今はそれだけでは説明しきれないと思っています。

むしろ、

同じような人間心理があったとしても、それが異なる市場環境の中で違う形になって表れる。

こう考えたほうが自然なのではないかと思っています。

例えば、ある条件の馬を多くの人が評価するとします。

中央競馬では、その評価が非常に強くオッズに反映されるかもしれません。

逆に地方競馬では、別の要素が強く影響して、同じ条件の馬でも中央ほどオッズが動かないかもしれません。

あるいは、その逆もある。

つまり、

心理 → オッズ → 最終的な回収率

という流れの途中に、「市場環境」というものが存在しているのではないか。

僕は今、そんなふうに考えています。


だから「中央でダメならロジックが間違い」とは限らない

これは、僕自身が過去の検証結果から学んだことです。

例えば「潜伏単勝」は、地方競馬でかなり良い成績を残してきました。

一方で、中央競馬では同じような結果になっていません。

「反騰単勝」については、中央競馬で一定の結果が出ています。

しかし、地方競馬では同じような結果になりませんでした。

この結果を見て、

「どちらかが間違いだった」

と簡単に結論づけることはできません。

なぜなら、

ロジックが捉えているものが「競馬市場全体に共通する歪み」なのか、「特定の市場に存在する歪み」なのか、まだ分からないからです。

ここは非常に重要です。


ただし、都合のいい解釈もしない

だからといって、

「中央でダメでも地方で使えるから問題ない」

と都合よく考えるつもりもありません。

それでは、何でも説明できてしまいます。

中央でダメ。

地方でもダメ。

それなら別の条件を追加する。

今度は中央だけ良くなった。

また地方だけ悪くなった。

そうやって結果に合わせて条件を変更していけば、いくらでも「それらしいロジック」を作ることができます。

僕が一番避けたいのは、これです。

だからこそ、10月からはできるだけシンプルにします。


10月から「潜騰単勝」を中央・地方で同時検証する

そこで作ったのが、

潜騰単勝【超シンプル】

です。

名前の通り、できるだけ余計な条件を削りました。

そして最大の特徴は、

中央競馬と地方競馬を同じ考え方で検証すること。

です。

さらに、

単勝1点だけ。

複勝やワイドなどを組み合わせることもしません。

予想点数を増やして結果を調整することもしません。

非常にシンプルな形で検証します。


さらに「回帰単勝」と「選抜単勝」も検証する

10月からは、

潜騰単勝【超シンプル】

回帰単勝【シンプル】

選抜単勝【縛り】

この3つを検証します。

それぞれ考え方には違いがあります。

潜騰単勝は、できるだけ条件をシンプルにしたもの。

回帰単勝は、そこに出走頭数や馬体重などの条件を加えたもの。

選抜単勝は、さらに条件を絞り込んだもの。

つまり、

「シンプルな条件」と「条件を絞り込んだ条件」のどちらに価値があるのか

も同時に見ていきます。

そして、それぞれを

  • 中央競馬
  • 地方競馬
  • 月間版
  • レース単位

で検証します。


10月は「勝者を決める月」ではない

ここも、かなり大切だと思っています。

10月の成績だけを見て、

「このロジックが一番良かった!」

とはしません。

例えば10レースしか対象になっていないロジックが、たまたま高配当を2本取っただけで回収率200%になったとしても、それだけで優秀だとは判断できません。

逆に、対象レースが100レース以上あって、少しずつ安定した結果を残しているロジックのほうが、長期的には意味のあるデータかもしれません。

だから10月は、

結論を出す月ではなく、データを集める月。

そう考えています。

対象レース数。

的中数。

的中率。

投資額。

払戻金。

収支。

回収率。

そして中央競馬と地方競馬の差。

これらを淡々と記録していきます。


僕が知りたいのは「どれが一番勝つか」だけではない

今回、本当に知りたいのは、

「僕が考えている“大衆心理の盲点”というものが、本当に存在するのか?」

ということです。

もし同じロジックが中央競馬でも地方競馬でも、長期間にわたって一定の結果を残すのであれば、

「競馬市場にある程度共通する何かを捉えているのではないか」

という仮説は強くなります。

逆に、中央競馬では良いけれど地方競馬ではダメ。

地方競馬では良いけれど中央競馬ではダメ。

という結果になった場合。

それは、

「大衆心理という考え方が間違っていた」

と即断する必要はありません。

その市場特有のオッズ形成や環境の中に、特定の歪みが存在している可能性もあります。

ただし、

「競馬そのものに共通する普遍的な盲点だった」とまでは言えなくなります。

ここは、きちんと区別したいと思っています。


そして、どちらもダメなら仮説を捨てる

もちろん、

中央競馬でもダメ。

地方競馬でもダメ。

長期間検証しても回収率が100%を超えない。

そうなれば、

「僕の考えていた仮説には期待値がなかった」

と判断するしかありません。

これは別に悪いことではないと思っています。

競馬の研究をしている以上、

仮説を作ることより、仮説を捨てられることのほうが大切

だと思うからです。

結果が悪かったときに、

「もう少し条件を変えれば……」

「このレースだけ除外すれば……」

と都合のいい方向に修正してしまえば、いつまで経っても本当のところは分かりません。

だから、10月は一度決めたルールを固定します。

そして結果を見る。

それだけです。


「シンプルであること」も今回のテーマ

もう一つ、今回の検証で大切にしたいことがあります。

それは、

できるだけシンプルにすること。

です。

以前のロジックでは、複数の券種を組み合わせるものもありました。

しかし、運用する側としても複雑になります。

実際にインバージョンでは、複数の券種を扱うことによるミスも経験しました。

だから今回は、

単勝1点。

これを基本にします。

対象馬が複数いる場合の選択ルールも事前に決めておく。

後から都合よく変更しない。

そして、結果だけを見る。

このくらいシンプルなほうが、長く続けられると思っています。


価格も同じにする

そして10月から検証する3つの新ロジックについては、

最初から価格を同じにします。

月間版は6,900円。

レース単位は300円。

これは、

「このロジックが一番優秀だから高くする」

ということをしないためです。

10月の段階では、まだ誰にも分かりません。

潜騰単勝が一番良いかもしれない。

回帰単勝かもしれない。

選抜単勝かもしれない。

あるいは、3つとも期待した結果にならないかもしれない。

だから最初から値段で優劣をつけません。

まだ分からないものは、まだ分からない。

この姿勢を大切にしたいと思っています。


9月までの検証で、僕自身もかなり考え方が変わった

最初は、

「これは競馬の盲点を突いているはずだ」

という気持ちがありました。

もちろん今も、その可能性は捨てていません。

でも、以前より慎重になりました。

「良い成績が出たから正しい」

とも思わなくなりました。

「悪い成績が出たから間違い」

とも思わなくなりました。

必要なのは、

十分なデータを集めて、長期間観察すること。

そして、

結果が自分の仮説と違ったときには、その結果を受け入れること。

だと思っています。


競馬そのものの盲点なのか、市場ごとの盲点なのか

今回の検証で、僕が一番見たいのはここです。

もし中央競馬と地方競馬の両方で、長期間にわたって同じ方向の結果が出れば、

「これは特定市場だけではなく、競馬市場にある程度共通する現象なのかもしれない」

と考える材料になります。

もし片方だけなら、

「競馬そのものの普遍的な盲点」というより、

「その市場特有の歪みを捉えているのかもしれない」

と考えます。

そして両方とも結果が出なければ、

「今回の仮説は違った」

と受け入れます。

どの結果になっても、僕にとっては意味があります。


結果に合わせて物語を作らない

今回、一番大切にしたい言葉はこれです。

結果に合わせて物語を作らない。

先に仮説を決める。

ルールを決める。

そして検証する。

その結果を見て、仮説を更新する。

これを繰り返す。

競馬では、たまたま高配当が当たることがあります。

逆に、正しい方向を向いていても短期間では結果が出ないこともあります。

だからこそ、一つ一つの結果に感情を乗せすぎない。

淡々と数字を見る。

これが、今の僕にとって一番しっくりくる研究方法です。


10月は、新しいスタート

9月までの検証で、僕はいくつかのことを学びました。

中央と地方では結果が違うことがある。

同じ考え方でも、市場によって結果が変わる。

だからこそ、

「大衆心理を逆手に取る」

という自分の考え方を、もう一度シンプルな形で検証してみる。

それが10月です。

潜騰単勝。

回帰単勝。

選抜単勝。

中央競馬。

地方競馬。

それぞれを同じように記録していきます。

焦って答えを出すつもりはありません。

10月だけで「これが正解」と決めるつもりもありません。

まずはデータを集める。

そして、その先を見る。


最後に

僕は「必ず勝てる方法」を作りたいわけではありません。

そんなものが簡単に存在するとも思っていません。

僕がやりたいのは、

競馬という市場の中に、数字で確認できる何らかの偏りが存在するのか。

そして、

自分が考えたシンプルな仮説に、本当に再現性があるのか。

それを確かめることです。

もし見つかれば、それは面白い。

もし見つからなければ、それも一つの答え。

どちらに転んでも、検証した価値はあります。

そして9月28日には、9月までの検証結果を一度まとめて、これまでのロジック全体について考察したいと思っています。

そこで一度整理したうえで、

「これから何を残し、何をやめ、10月以降どう検証していくのか」

僕自身の考えを改めて書くつもりです。

焦らず、淡々と。

結果を見ながら、一つずつ進めていきます。

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